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1262話

私はもう少しで我慢できず、彼女に飛びついて思いっきり噛みついてしまうところだった。

結局、私も一人の男だ。

だが、一人の男だからこそ、長い間何も行動に移せなかった。

柳如是もまた動かなくなったようだが、彼女の体は完全に私の背中に密着していた。一体誰から裸で寝る習慣を学んだのか、私と同じように、全身何も身につけていない。

つまり、私たち二人は今、どちらか一方でも一線を越えれば、すぐにも天と地の火が交わり、私を灰に焼き尽くすほどの熱情が二人を飲み込んでしまう状況にあった。

幸い、私も柳如是も境界線を越えなかった。

柳如是の呼吸は普段通りで、無意識に少し身体をくねらせるほどだった。

彼女はまだ目を覚...