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1161話

「まあまあ、あなたはね、お爺さんにそっくりだわ。でもあなたの方がずっと端正な顔立ちね。あらあら、年寄りが若い者に負けちゃうなんて」

老人は冗談を言った。面白くはなかったが、私と肖冰玉は二人とも嬉しそうに笑った。

「民国時代、日本の鬼畜どもが攻めてきたんだ。当時、牡丹城を守っていたのは、蒋介石のあの野郎の何だったかな、青年軍第四団だった。ああ、みんな子供みたいな兵隊で、戦いは下手くそだったが、やることは容赦なかった。日本軍と自殺戦だの決死戦だのと言って、敵はほとんど倒せず、味方ばかりが酷い目に遭った。日本軍が学校を破壊しようとしていて、私とお前の祖母は逃げ場がなく、地下室に潜り込んだんだ。二日...