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806話

「いいえ、そんなことないわよ。私には愛する婚約者がいるし、それに男の扱い方は心得てるの。彼みたいな色急な男なんて見飽きたわ。真剣にアドバイスしたのよ」と丘助手は言った。

麦莉は不機嫌そうに言った。「あなたたちがそういうなら、私が容赦なくなっても文句言わないでよね」

丘助手はくすりと笑って言った。「あなたに少しでも芯の強さや容赦なさがあったら、彼が今日ここであなたにセクハラできるわけないじゃない?」

「何言ってるのよ!」と麦莉は声を張り上げて叱りつけた。

丘助手は飛び上がるように立ち上がり、「お湯見てくるわ」と言うと、あっという間に走り去った。

二人が会話している間、私は麦莉の美しい胸...