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762話

「どうやって騙したのよ?」と何気なく聞いたら、丘さんが私の耳元に近づいて囁いた。「処女膜再生手術をしたの。あの人、本当に処女を手に入れたと思って、喜んで仕方なかったわ」

二口目のお茶も噴き出しそうになった。心の中で、典型的なイケメン拝金主義男とぶっ飛んだ女の出会いだなと思った。

丘さんは物憂げに椅子に寄りかかって言った。「まぁ、私も正直がっかりだったけどね。あの人、そっち方面は本当にダメなの。事前は自分がどれだけ凄いかって吹聴してたくせに、いざとなったら硬さも足りないし、体力もないし、持続時間も短いし、あっという間に果ててしまうのよ。一番気持ち悪いのは、私が処女で世間知らずだと思って、それ...