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685話

麦莉は彼女にとって恩人も同然だった。麦莉の慧眼と育成があったからこそ、丘助理は自分の女神としての風格を守り抜く自信を持てたのだ。

だからこそ麦莉が彼女を自分の側に引き入れ、美貌を武器に男性を攻略させることに、彼女は進んで従った。唯一の底線は、婚約者に対する最低限の体裁を保つことだけだった。

総合的な魅力で言えば、私が関係を持った女性たちの中でも上位に入るだろう。女性として最も輝く年齢でもある。だが私は彼女に対してあまり性的な興味を抱かなかった。おそらく彼女の特別な役割が心理的な影響を与えているのかもしれない。

艶やかで美しく色気に満ちた彼女は、いったい何人の男と寝たのだろうか。

私自身も...