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627話

私の断固とした態度を見て、彼女はようやく手を引っ込め、自分の下半身に手を伸ばした。彼女の全身は意志とは無関係に震え、下半身を素早く撫でながら、口からは「あぁ……あぁ」という声が漏れていた。

覚覚の顔には汗が滲み出ていた。彼女は渇望するように私を撫で、「お兄ちゃん、助けて」と言った。

私は黙ったまま、ただ彼女を抱きしめていた。

彼女はまた私の下半身に手を伸ばそうとしたが、私はそれを阻んだ。

彼女は顔を上げて私を見つめ、「お兄ちゃん、私はあのお姉さんたちよりずっと上手よ。私を助けてくれたら、私もお兄ちゃんを気持ちよくしてあげる」と言った。

私は顔を曇らせて言った。「そんな話をするなら、僕...