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601話

私はホテルのスーツケースから現金を少し取り出して持ち歩くことにした。

そして例の店に駆け込むと、やはり酒場を表向きにした例の手の店だった。

マネージャーは私が若い外部からの客だと見るなり少し素っ気ない態度を取ったが、少し札を握らせると、私は「清潔な子を何人か紹介してくれ」と言った。

マネージャーは途端に笑顔を浮かべ「かしこまりました、かしこまりました」と答えた。

個室に座ってから2分も経たないうちに、最初の女の子たちがやって来た。どの子も派手なメイクで着飾っていたので、私は手を振って帰らせた。マネージャーは「最近は少しでも容姿が良くて学歴のある子は皆配信の仕事に行ってしまって。うちは規模も大き...