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60話

青ねえさんは満足げな顔で私をぎゅっと抱きしめ、甘く微笑んでいた。

「安全日だよね?」私は手を引きながら心配そうに尋ねた。

青ねえさんは首を振って、「わからないわ、計算してないの。私、すごく久しぶりだから、そういうのあまり気にしてなかったの」

青ねえさんが陸に上がってからずっと誰ともしていないと言い張るけれど、彼女のような奔放で自由な性格なら、そこまで禁欲生活を送っているとは思えない。

きっと冗談を言っているんだろう。彼女のような大人の女性が妊娠のリスクを冒すはずがない。

青ねえさんは色っぽい目で私を見つめながら言った。「あなたってね、消極的で受け身だけど、一度関わると意外と愛らしいのよね。お姉...