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558話

「変なこと言わないでよ。別に何もないんだから」盛楠は言った。

「わかったよ。親切心から暑くないかなって思っただけなのに、まるで泥棒でも警戒してるみたいだな。それに、前に何回かスポーツウェア着てたときの方が、今よりずっとセクシーだったぞ」

盛楠は起き上がり、シーツを脇に放り投げた。「どういう意味?私が白くないとか、きれいじゃないって言いたいわけ?」

「違う違う、また誤解してる。実際、君は本当に美しいよ。白いところはちゃんと白いし」

言葉を発した瞬間に後悔した。案の定、枕が電光石火のごとく飛んできた。盛楠は私を指差して言った。「変態!女の人の入浴を覗き見するなんて」

「そんなことないよ。...