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458話

「久しぶりに運動したんだろう?いきなり無理しても体がついてこないさ。まずはゆっくり歩いてみたら?ただし、絶対に座っちゃダメだぞ。俺はもう二周走ってくるから」と彼は気遣って言った。

梁さんはかなりぴったりとしたパンツを履いていて、どちらかというとトレーニング用のレギンスのような印象だった。

全身の筋肉がくっきりと浮き出て、思わず目を奪われるほど魅力的だった。

運動場には結構人がいて、ウォーキングをしているお年寄りが多かったが、梁さんのように本気で走っている人はほとんどいなかった。

梁さんは五千メートルも走り切ってようやく休憩に入った。私はもう歩くのもやっとで、街灯の柱に寄りかかってタバコを吸...