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398話

私が彼女に問いただしても答えてくれないまま、夜中に赤ちゃんが起きた。高おばさんがまだぼんやりしている間に、私はもう「さっ」と音を立てて起き上がっていた。赤ちゃんを抱き上げてしばらくトントンしたが、それでも「いやいや」と泣き続け、自分の親指を吸っていた。高おばさんは眠そうな目で起き上がり、「お腹が空いてるのよ。あやしても無駄だわ」と言った。

私たちは手探りで再び赤ちゃんの世話を始め、そうこうしているうちにまた夜更けになった。

翌日、朝食を済ませると案の定、警察署から電話があり、いくつか質問があるから来てほしいと言われた。

承諾して、面会の時間を決めた。

電話を置いたとたん、盛隊長から電話...