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373話

「実は恋愛というほどじゃなくて、片思いだな。お前が陳可を連れてきたあの時から、ちょっと心が動いちゃってさ。その後彼女のWeChatを追加して、ずっと連絡取ってたんだ。デートに誘ったりしたけど、彼女はあまり相手にしてくれなくてね。一時期なんかブロックされたこともあったよ」と三番が言った。

私は相槌を打ちながら、その「一時期」というのは彼女が酒席の相手をしていた頃のことだろうと思った。

「それで？諦めきれずにまた仲良くなったのか？」と私は尋ねた。

三番はため息をついて言った。「その後、彼女はある物流会社に勤めることになってね。ちょうどその頃、俺は税関でプロジェクトを担当していて、奇遇にも再会...