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256話

「この王って兄貴も前科のある人間だよ。高度なH社会の疑いがあるんだ」と伯母さんは憎々しげに言った。

「亮は私たちの家族だ。亮が牢屋に入るのを黙って見てはいられない」

「私も彼らの弱みを掴んで、好き勝手できないようにしてやるわ」

眉をひそめながら伯父さんは言った。「お前、それじゃ悪同士の争いにするつもりか?」

二人はこの件についてすぐに口論を始めた。

私は我慢できずに口を挟んだ。「僕は彼らが青姐を輪姦した証拠を持っています」

皆が驚いて私を見つめた。

私が得た情報を簡単に説明したが、伯母さんは納得せず首を横に振った。「今の段階では、あなたのその青姐が証言台に立てるかどうかも分からないわ。この証拠...