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196話

「晶姉さんが突然私に尋ねてきたんだ。「青姉に私たちがあの夜何をしたか聞いたでしょ？」って」

私はその時、晶姉さんは青姉の録音のことを知らないだろうと思ったから、余計なことは言わないほうがいいと判断した。バレないように気をつけなきゃ。

晶姉さんは私の胸に寄りかかり、ぽつりぽつりと話し始めた。「実はあの夜、大したことはなかったのよ。あなたはお酒を飲んでそのまま眠ってしまって。私と青姉は奥の部屋で長い間話してたの。女同士の話ね」

私は「うん」と相槌を打ちながら、心の中で思った。これは全部知ってるよ。最後の20分間のことをどう説明するのか、見ものだな。

晶姉さんは少し間を置いて続けた。「後で、...