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168話

「ふん」と冷ややかに笑った門番のおじさんが言った。「私をからかっているのか?最初は叔母さんと言い、今度は従姉妹だと?随分かけ離れているじゃないか。次回は先に話を合わせておいてくれないか」

そう言うと窓を引き上げ、もう私に構わなくなった。

ちょうど昼食の時間帯で、多くの会員たちが食堂で食事をしていた。食堂で食べない人や午後に授業のないインストラクターたちが三々五々と外へ向かっていたが、見知った顔はなく、叔母さんの姿も見当たらなかった。携帯を取り出して確認しても、叔母さんからの返信はまだなかった。

ちょうどそのとき、叔母さんと同じグループのリーダーが出てきた。すぐに見覚えがあったので急いで声を...