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13話

「莹莹が来た時には、空はもうずいぶん暗くなっていた。久しぶりに会う二人は、燃え上がる思いに駆られていた。

一通り燥いだ後、莹莹は少し恥ずかしそうに私を見て尋ねてきた。

「亮お兄ちゃん、私がいない間、私のこと思ってくれた?」

私はぼんやりと問い返した。

「君はどうなの?」

莹莹は唇を尖らせて、照れ臭そうに笑った。

「莹莹は思ってたよ。あなたが恋しくなると、写真を見て、キスしてくれる時の優しさを思い出してた」

私が彼女を小さな色狼だと笑うと、莹莹は甘えるように私の腕にすがりついて揺さぶりながら、

「私はあなたが恋しいけど、会えて一緒にいるだけで満足なの。でも亮お兄ちゃんが私を思う時は、きっと我慢...