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105話

言い終わると、何か不適切なことを言ったと気づいたようで、自分自身を思い出したのか、少し顔を赤らめた。

私も気まずくなり、話題を変えて尋ねた。「部長、なぜ今回は私が支社へ異動することになったんですか」

部長は不思議そうな顔で私を見て言った。「異動の担当者から連絡はなかったのか？」

私は首を振って答えた。「いいえ、まったく寝耳に水でした」

部長はしばらく考え込んでから、「支社への異動は通過点だ。目的は今年新たに立ち上げる合弁外資企業のためだ」

私は急に高おじさんの言葉を思い出し、詳しく尋ねると、部長からの確認を得た。やはり向こうでは私が窓口担当になる予定らしい。

どちらにせよ、ここから...