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985話

「安江はさっきまで頭に血が上っていて安二虎を罵ろうとしていたが、安二虎が妻の聖域で種を蒔いて水をやっていなかったと聞いた途端、驚きと喜びに満ちた表情になった。

「マジか?この糞ったれ、お前は入れただけで中に出さなかったのか?」

「ああ、間違いない。信じないなら、今すぐ田妮姉さんを連れて家に帰って確かめてみろよ」

そう言いながら、安二虎は恥ずかしさのあまり顔を上げられない田妮に視線を送った。「姉さん、そうだよな?」

田妮は小さな唇を尖らせて安二虎を睨みつけた。「このクソ野郎、あたしを抱いただけじゃ物足りないのか?中に出して初めて一人前ってわけ?」

安江は妻のこの様子を見て、安二虎が本当に中に出さ...