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804話

「兄貴、もし安二虎を完全に信用してるなら、そんな言葉は出なかったはずだ。まあいい、どうあれ、仙儿の顔を立てて、俺はすでに関わってしまった以上、あんたの安全は保証する。一緒に戻って、苦楽を共にしよう。だが、一つはっきりさせておきたいことがある。今まで俺と仙儿はまだ関係を持っていない。今朝のあんたの電話が五分遅ければ、仙儿は本当に俺の女になっていたところだ。でもタイミングよく、その電話が来た。俺たちはまだ清いままだ。もし俺を信じられないなら、龍家との関係はここで終わりにしてもいい。賭けも無かったことにしよう。安二虎はそんなに小さい男じゃない」

龍兄貴は安二虎が今の自分の言葉に不快感を抱いているこ...