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773話

「陳ママ、女になるってホントにあなたが言うようにいいの?」蒼井石子が尋ねた。

「ふふっ、実はね、あなたの体はとっくに本音を漏らしているのよ。今のあなたの唯一の問題は心理的なものだけ。体はもう男性の愛を求めているの。さっきなぜ布団をかぶったの?男性が欲しいんでしょう?それでいいのよ。二虎は特別な男だから、違った人生を味わわせてくれるわ。私みたいなお年寄りでさえ、第二の春が来たみたいに感じるのよ。二虎のことを思うと、毎日が女になったばかりの頃のように甘美なのよ!」陳ママは色っぽく微笑んだ。

安二虎は階段を下りると、タクシーを拾ってオニールへと急いだ。道中、さっきの蒼井石子のズボンの湿り跡と、あ...