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768話

「あ、」石子は急いで振り返り鏡の中の自分を見た。実はたいしたことではなく、安二虎は彼女の唇の口紅が少し擦れていて、少し不自然になっていることに気づいた。彼女が振り返った隙に、安二虎は意図的に後ろから彼女の体に密着した。この光景は皆さんの想像にお任せするが、彼の体はいつも反応していた。これは安二虎の生まれ持った資本で、どんな男でもこうはいかない。

この曖昧な姿勢に蒼井石子は瞬時に自分の敏感な部分が押し付けられていると感じた。安二虎は意図的に前に押し付けた。もしタイトなパンツを履いていなければ、間違いなく安二虎の硬さなら彼女の本陣まで一気に到達できただろう。

そのため蒼井石子は驚いて振り返り、...