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763話

安二虎は誇らしげな表情を浮かべ、陳ママは恥ずかしさのあまり安二虎の胸に顔を埋めていた。確かに彼女は恥ずかしかった。先ほど安二虎がこんな新しい遊び方を提案した時、彼女は少し照れくさく、あまりにも恥ずかしいと感じていた。しかし、彼女には安二虎のどんな要求も断る術がなかった。心の底では安二虎が石子というこの日本人女性の部屋に入ることを本当は望んでいなかったのだが。

この世界に、自分の男を自分より若くて美しい娘のベッドに喜んで送り出す女などいるはずがない。それは不可能なことだ。頭がおかしくない限り、少なくとも陳ママ自身はそんなことを望んでいなかった。

だが陳ママはよく分かっていた。奥様のモニカから...