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756話

「兄貴、来てたのになんで俺たちに一声かけなかったんだよ?出迎えに行けたのに!」墩子は拳を合わせて笑いながら言った。

「兄弟、気にするな、座ってくれ!この地元の事情について聞きたいんだ。お前は毎日ここで過ごしてるから、詳しいだろう」

「問題ないっすよ、大将!何でも聞いてください!」墩子は笑いながら答えた。

安二虎は自分の兄弟に隠し事をするつもりはなく、午後に龍哥親子を言いくるめた経緯をすべて話した。墩子はそれを聞いて何度も立ち上がり、親指を立てた。

「大将、マジでスゲェっす!やっぱり龍仙児を手なずけられるのは大将しかいないって言ったじゃないですか。あんな生意気なチンピラ女は、大将みたいな...