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367話

「ここを何だと思ってるんだ?ここは尼寺だぞ?」

そういうわけで、あれこれ考えた末、了尘師太は彼女の要求を却下し、きっぱりと首を横に振った。それを見た静心は絶望的な表情を浮かべた。

安二虎は少し不機嫌になり、詰め寄るように言った。「師太、どうしても静心を引き取らないつもりなのか?」

「そうです。貧尼はもう静心を弟子として迎えることはできません。彼女は今日にでも還俗して、ここを去るべきです」了尘師太は冷たく言い切った。安二虎はかなり不満そうな顔をして、静心に洞窟の外で待つよう指示し、了尘師太と二人きりで話をしたいと告げた。静心は少し理解できない様子だったが、安二虎が本当にここに残りたいのかと...