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361話

安二虎は道中で静心と会話を続けながら、彼女たちの尼僧院について尋ねていた。今は尼僧院に四人いるという。彼女の上には師匠がおり、了塵師太と呼ばれているが、師太と言っても彼女より十歳ほど年上に過ぎないという。静心は今年三十歳で、尼僧院に来たのは二十歳ちょっと過ぎた頃だった。既婚男性の子を宿してしまい、村で指さされる身となり、居場所をなくして山に逃げてきたところを了塵師太に引き取られ、尼となったのだ。当時は彼女と了塵の二人だけで尼僧院を守っていた。

ここ二年ほどで、さらに二人の女の子を迎え入れたという。どちらも恋愛に傷ついて、俗世に未練を持たなくなった者たちだった。

一人は静慈、最年少は静縁と呼ば...