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340話

「八年間、考え続けて、想い続けてきた。」

「二虎兄さん、これからはたっぷり時間があるわ。晴はいつか戻ってきて、あなたのものになるから。晴は離婚して、二虎兄さんと結婚するの。毎日、毎晩、あなたのものになるわ、いい?」安思晴は興奮した様子で言った。

「ダメだ、俺は晴の将来を邪魔するわけにはいかない。俺の宝物はキャリアウーマンなんだ」と安二虎は言った。

「キャリアウーマンなんてなりたくないわ。ただ二虎兄さんの女になりたいだけ。ねえ、二虎兄さん、あなたのこと本当に愛してる、愛してるわ!」

「俺も宝物のことを愛してる、愛してるよ...」

「二虎兄さん、晴はあなたの種を欲しいの。お願い、晴に下さ...