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335話

「義姉さん、驢粪蛋子って何ですか?」安二虎はわざとらしく尋ねた。

「あたしらの村に昔いた小僧のことさ。二十歳くらいで死んじまった、崖から飛び降りて自殺したんだ。あの子、他に取り柄なんてなかったけど、あそこだけは馬並みに立派で長くてね。だから村の連中は『ロバの糞玉』って呼んでたのさ。あんたのも全然引けを取らないわよ、マジで。うわぁ、すごい!あんたがずっとうちの村の医者でいたら、村の女たちはみんなあんたのに喰われちまうわね。でも、あたしは黙ってるからさ!ほら、まずはあたしが味見させてもらうわ」娜娜は色っぽく笑った。

「義姉さん、本当の男ってのを知ってるかい?俺こそが真の男だ。ところで、安魁兄貴...