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292話

「安二虎は悪戯っぽい笑みを浮かべ、振り返って彼女に笑いかけた。「弟の嫁よ、こいつは俺は食ったことないけどな、これが大いに精をつける代物だって知ってる。陰を潤し陽を強くするんだ!俺の弟にはぴったりだが、食えるかどうかが心配だな」

王俊博は眉をひそめ、安二虎の手にある竹串に刺された蛇の一物を嫌悪感たっぷりの表情で見つめていた。確かに、見ただけで吐き気を催すようなものなど、彼には到底食べられそうになかった。陰を潤し陽を強めるだとか何だとか知ったことか!まず喉を通るかどうかが問題だろう?

しかも、蛇の一物が火で焼かれる時、濃厚な生臭さが鼻をつき、吐き気を誘う。どうやって食べろというのか?

だが半...