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2576話

「もし彼に何かあったら、あなたを任せる相手として俺が信頼できると思ったんだろう。俺は彼にはっきり言ったんだ。俺には色欲以外の欠点はないって。もし奥さんが美人なら、俺に任せない方がいいって忠告したよ。我慢できなくなって奥さんを抱いてしまう可能性が高すぎるからってね」安二虎は下卑た笑みを浮かべた。

これを聞いて、モリアは唖然とした。まるで怪物でも見るように彼を見つめた。「あなた、本当にカルロスにそう言ったの？それで私の家に来たの？」彼女はこの言葉こそが問題だと感じていた。そして、カルロスがそんなことをするのは、何か危険を感じていたからではないかと思った。「カルロスに何か危険が迫っているの？」

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