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2566話

しかし、そうはいっても、カルロスはすでに彼女に対する性的な倦怠感を覚えていた。彼女の白く魅惑的な肢体を前にしても、もはや一片の欲情も湧かず、全く勃たなくなっていたのだ。二人はすでに何年も夫婦の営みがなかった。

もちろん、最も大きな理由はカルロスがジェニファーという女性を手に入れたことにあった。限られた精力を若くて美しいジェニファーに注ぎ込んでいたのだ。半ば老いかけた妻は当然のように後回しにされていた。

モリアはアン・アーフーが自分の胸元を凝視していることに気づき、頬を赤らめた。ブラジャーをつけていない状態で男性の前でかがむと、相手に全てを見せることになるとやっと気づいたのだ。ネグリジェはゆ...