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251話

また、安二虎がいる今、彼女は安大軍に何の興味も持っていなかった。ただ彼が若い愛人のところへ戻り、自分を煩わせないでくれることを願うだけだった。しかし、夫婦である以上、彼を追い出すわけにもいかなかった。

二人が部屋に入り、それぞれ身支度を整えてベッドに横になると、安大軍は小柄な本妻を抱き寄せた。彼の心には少なからず罪悪感があった。長い間、彼と苦楽を共にしてきたこの妻を抱いていなかったのだ。香媚ができてからは、基本的に楊梅に触れることもなくなっていた。何といっても香媚は若くて美しく、肌も瑞々しく、さらに息子まで産んでくれた。今や安大軍は香媚なしでは生きていけないほどだった。

しかし本妻の楊梅は...