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2351話

「でも、もし体が反応するなら、あなたは彼のことを好きってことよ。少なくともあなたの体が彼を求めているってこと。それって縁があるってことでしょ?分かる?」

エミールがそう言うと、ノラは理解した。確かに彼女はこの一年余り、数日おきにここに当番として来ていた。最初はとても馴染めなかったが、今では男女の行為についても冷静に見られるようになっていた。しかし、自分が実際に参加しようという気持ちは一度も湧いたことがなかった。自分の身分が足りないということもあるが、心の中には好きな男の子もいた。初めての経験は憧れの男の子に捧げたいと思っていたから、こういった行為を見る機会は多くても、自分が役を演じることはな...