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2198話

「アリは本当にお前の手の中にいるのか?」アルヤはまだ安二虎の言葉を信じられず、彼女たちをだましているだけだと思っていた。

「もちろんさ、それは疑う必要はない。すぐに会えるさ。ただし、お前たち姉妹が俺のことをちゃんと可愛がることが条件だ。俺は約束する、お前たち二人も無事でいられる、アリ中佐にも手は出さない。さあ、どっちが先にくる?もしお前たちが俺に無理やりにさせるなら、お前たちのアリ中佐はおしまいだ。帰ったらすぐに殺してやる。もちろん、逃げることもできないぞ。逃げたら、同じようにアリ中佐を殺す」安二虎は意地悪く笑った。

これでアルヤとアルニは顔を見合わせた。彼女たちは逃げることもできないし、...