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2175話

彼が今最も敬服し、羨ましく思う人物は安二虎だった。あの男の下半身こそ、まさに男の誇りと呼ぶべきものだ。この男は自分の妻たちさえも虜にしてしまった。特に正妻のヴィニアについては、ヴィニアとアリスが安二虎に示す執着を思うと、ジオードは嫉妬と羨望で胸が焼けた。

「さあ、ジオード、親愛なる兄貴、どうぞ座ってくれ!今日は忙しくて構ってあげられなかったな。午後時間があれば、また一緒に楽しもうじゃないか。俺が手伝ってやるよ、どうだ?」安二虎はニヤリと悪戯っぽく笑った。

ジオード将軍はその言葉に即座に食いついた。急いで承諾し、食事の後また続きをやろうと言った。だが体力が持つか心配だと言い、安二虎に体力を速...