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2046話

「アキ、彼らはこの茂みに入ったようね。見て、ここの草が今踏みつけられたばかり。彼らはまだ遠くへは逃げていないはず。この方向を追いましょう！」兵士たちが彼らの隠れた茂みを発見したことで、ナイウェンはさらに気を引き締め、アメイの手を引いて急いで密林へと入り込んだ。

アメイは弓から放たれた矢のように緊張しているナイウェンが気づかないうちに、こっそりとスカートの布を小さく裂き、茨の枝に引っかけておいた。アキたちが彼女たち二人を追跡し続けられるようにするためだ。

密林の数キロ奥に進んだところで、ナイウェンはひとまず安全だと感じた。振り返っても追っ手の姿は見えない。彼はアメイの美しい脚を見つめ、さらに...