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195話

「なんだって!?」安二虎は目を見開いた。まるで信じられないことだった。「そんな小さなモノで硬くなれるのか?姉ちゃん、マジなの?俺、全然覚えてないんだけど。嘘ついてるんじゃないの?」安二虎は驚きと疑いが入り混じった笑いを浮かべながら尋ねた。

「嘘なんかついて何になるのよ。あんた、小さい頃からすごく頑固だったのよ。私がダメって言っても、しつこくせがむから、仕方なく触らせてあげただけ」娟子は恥ずかしそうに笑いながら言った。

「じゃあ、俺が最初の男だったってこと?安海じゃなくて?」安二虎は驚いて尋ねた。

「はは、何言ってるの?あんたなんてその時はピーナッツみたいに小さくて、本当に入るわけないでし...