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1943話

「だから彼女の関心は安二虎の方に向いていて、母親の身体反応には向いていなかったのです」

安二虎はその肉の塊を掴むと揉み始めた。彼は中に腫瘍があるかどうか、あるいはその腫瘍が良性なのか病変が起きているのかを確かめる必要があった。彼のような腕利きなら、触診だけで大体判断できるのだ。器具や検査に頼る必要はない。

一揉みされるとノイ夫人はさらに強い刺激を感じた。特に安二虎の手のひらが彼女の乳首を撫でた時は、最も敏感な部分だったため、刺激で体が急速に熱くなり、暖かい流れが上から下へと流れ落ちるのを感じた。呼吸さえも速くなったように感じた。

安二虎は揉みながら押しながら、目を閉じて感じ取っていた。あ...