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1905話

同じように、三番目のテントにいた兵士も制圧した。残るは外で当直の者たちだ。安二虎は出会った兵士に挨拶をかけ、相手が反応する間もなく手を下した。物音一つ立てずに行動したため、安二虎がこれほど素早く人を制圧できるとは誰も想像すらできなかった。料理係を含めて三十二人全員が、安二虎によって無力化された。

安二虎はわざわざ、モータイと共に二人を連行してきた男を目覚めさせた。その男は安二虎に殺されると思い込み、震えていた。サニーが彼に言った。「怖がらないで。私たち二人は人殺しに来たんじゃないわ。アバパーニェフに伝言してくれれば十分よ」

安二虎はアバパーニェフに自分の言葉を信じさせるため、ペンを取って李...