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19話

外は風雨が激しく、香媚には聞こえなかったが、安二虎の耳にははっきりと届いていた。

「このロバの糞野郎、あたしはこうしてお前に入られちまったわ。でも、ホントに気持ちいい!」

その言葉を聞いて、安二虎はさらに強い反応を感じ、呼吸が荒くなった。彼は激しく発散したい欲望に駆られたが、香媚がそばにいるため、楊美玲の体で思うように振る舞うことができない。仕方なく、悪戯っぽく笑いながら彼女の耳元でささやいた。

「村長の奥さん、俺、安二虎は故意じゃなかったぜ。お前の旦那、安大彪に緑の帽子をかぶせるつもりなんてなかった。お前が自分から進んでかぶせたんだ。でもまあ、あいつは結局得したもんだな」

「お前の旦...