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1883話

しかし、彼の視線が安二虎のなお威勢堂々とした雄々しさに集中したとき、頭が一瞬で冴え渡った。気を失う前に見た光景を思い出したのだ。それは安二虎という図太い男が、自分の愛する女の体に挿入し、激しいピストン運動をしている姿。彼の女を絶頂の快感に浸らせていたのだ。

だから怒りで気を失ったのだ。そのため、メルセフはすぐさま安二虎を突き飛ばした。彼に真気を注入していた安二虎は、危うく倒れそうになった。安二虎は反応が速く、すぐにメルセフの二番目の妻を支えた。

しかし、彼の突然の動きに彼女はバランスを崩し、安二虎の方へ倒れ込んだ。そして手が不意に安二虎の逞しい男根を掴んでしまった。滑らかで熱く、何より逞し...