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1536話

そんな刷り込みを受けていたため、張美雲は安二虎の体に強く惹かれていた。さっき彼のモノが自分の後ろに当たった時、手で触れてみたい衝動に駆られたが、安二虎が不快に思うのではないかと躊躇った。結局、自分のような年配の女が若い男を誘うのは不適切だと思い、杨蕾のように何も気にしない態度にはなれなかった。

「大丈夫ですよ、美雲姉さん。すみません!ちょっと気をつけてなくて、反応しちゃって。失礼するつもりはなかったんです!」

「二虎、美雲姉さんは分かってるわ。若い男の子が下着も履いてない女性を抱きかかえてトイレに連れて行くんだもの。生理的な反応が起きないほうがおかしいわ!気にしてないから。もし気まずいなら...