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1206話

「問題ないだろ、たかが千や八百だろ？行こうぜ、俺は金持ってるぜ！」厳彪は得意げに笑った。

仲間が確かに彼を厳彪と呼んだのを聞いて、安二虎はこの四、五時間の張り込みが無駄ではなかったと悟った。彼はこっそりとこの数人の後をつけ、彼らがどこへ向かうのか見極め、機会を見て厳彪と単独で話す機会を探っていた。

夜鶯ナイトクラブは、午後に安二虎と李嬌が天地をひっくり返すほど情熱を交わしたラブホテルの隣にあった。夜になると、この通りはさらに賑やかになり、派手に着飾った女性たちがそこかしこに見られ、この通りが娯楽を主とする場所だということが一目でわかった。

厳彪は本当に二人の仲間を連れてクラブに入っていっ...