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56話

方青は頭を掻いて、先ほどの欲情はすっかり消えていた。

「心配しないで、大丈夫だから」方青は盛雨涵を安心させた。盛雨涵はその言葉を聞いて、特に心配することもなかった。

結局、彼女のオフィスの中で。

こうして男女二人きりになっても、お互い大人なのだから。

盛雨涵はすぐに仕事を始め、方青はオフィスを出た。盛雨涵に一言挨拶をして。

彼にはまだ他にやるべきことがあった。

董大黑の会社のことは、まだ盛雨涵に話す機会がなかった。夜にでも話そう!

出てきたところで、小蜜と出くわした。

小蜜は顔を赤らめながら、下着セットを手に持って近づいてきて、口を開いた。「あの、試着室まで付き合ってもらえないかしら?」

方青...