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368話

方青は確かに休息を必要としていた。このような状況下では、誰も明日何が起こるか分からないのだから。

体力を十分に養っておかなければ、人間の反応も鈍くなってしまう。

方青が休みに入ったのを見て、阿綾はすぐにロープを使い、素早く木に登って葉や実を採集し始めた。

もちろん、他の者たちも警戒心を持っており、同じことを考えていた。

特に昨晩、刀語たちが採集して食べているのを見て、彼らもその真似をして直接食べていた。

結局、方青たちのグループは少量しか食べなかったが、他のグループは人数が多く、ほぼ一本の木を食べ尽くしてしまった。

今はもう一本の木があり、食用として使うならまだ良いだろう。

しかし、あの生...