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367話

「自分の仲間がまた自分の方に歩いてくるのを見て、女性は唇を震わせながら、震える声でようやく言葉を絞り出した。「よ」

「よらないで！」

その言葉を聞いた仲間は足を止めた。

確かに近づく勇気など出るはずもない！

なぜなら、彼女の目の前の地面には、自分からたった一歩の距離に、びっしりと黒い何かが広がっていたからだ。

それは細長い形をしており、ほぼ同じ大きさのものが無数にあった。

それが一体何なのか見分けることはできなかった。

ヘビの群れのように見えたが、鱗はなかった。

むしろ、動く黒い電線のように見えた。

女性は身動きできず、すでに足には多くのそれが這い上がり、ゆっくりと彼女のズボンの中に入り込み、...