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168話

「何だって?三、五日?」刀静は驚いて刀語を見つめた。「他に何か解決策はないの?」

刀語は肩をすくめた。「今のところはない」

刀語の言葉に、刀静は少し落胆した。やっと沼地から抜け出せたというのに、また窮地に陥ってしまった。

言うべきか、言わざるべきか。

沈黙するしかなかった。

しばらくして、石霊が静寂を破って口を開いた。「一つ方法がある。あれらを引き離せるかもしれない」

「どんな方法?」

刀静が石霊を見ると、石霊の顔色は少し青白く、明らかに失血過多のせいだった。

石霊は口を開いた。「誰かがあれらを引きつければ、皆さんは逃げられる」

「あの生き物たちが欲しいのは食べ物だ。それに今...