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162話

一行人は休憩を終え、食事を済ませた後、ようやく前に進む準備を整えた。

刀静は地図を取り出し、現在地を確認しながら、これまで歩いてきた道を頭の中で思い返していた。

彼女は方青に向かって口を開いた。「方青、私たちの現在位置は別の方向にあるわ。確かに以前は地図もなく、自分の直感だけを頼りに進んできたけど」

「でも」

「地理計算法で見ると、今の方向はちょっとずれているわ。遠回りになるかもしれない!」

刀静は自分の直感に基づいて分析していた。

方青はその言葉を聞いて、首を横に振った。「そうとは限らないよ」

「必ずしも遠回りになるとは限らない。それに知っておくべきことがある。往々にして最も危険な場所こそ、...