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156話

彼はここに来たことがあり、本能的にその危険な場所を避けていた。

夜になって、刀語は亜東に周囲に薬の粉と前に集めた木の葉の汁を撒かせた。

方青は少し上の空で、頭の中では江峰の死について考えていた。

石霊と冷月の二人はすでに疲れ果て、一日中歩き続けた後、休息していた。指一本動かす気力もない様子だった。

そのとき、刀語が歩み寄り、方青の胸に寄りかかって、習慣のように両目を閉じた。「でも、ヒントくらいなら教えてあげてもいいわ」

「何だって?」

「私たちの中に、三つのグループがいるの。でも今のところ、草木を驚かさないほうがいいわ。その人は今のところ、他の人には手を出さないでしょう。でも江峰は違った」

「...