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980話

「あっ!」

凶器が再び扉を破って侵入し、ベイバオアールは自制心を失い、苦痛なのか悦びなのか区別のつかない大きな嬌声を上げた。

初めて男性が下で女性が上になるという体勢で弄ばれ、彼女は恥じらいながらも凶器がより深く、普段の体勢では触れることのできない敏感な場所にまで届いていることを感じていた。混乱し、弱々しく、なすすべもないベイバオアールは、この全く見知らぬ交わりの姿勢に驚き、どうしていいか分からなかった。

何か頼れるものを求めるかのように、上体を屈めてチャオ・ティエンミンを抱き寄せ、彼の厚い胸に寄りかかろうとした。だがティエンミンはそれを許さず、彼女の両腕をつかんで押し上げ、自分の腰の上に跨ら...