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968話

趙天明の攻めに、彼女は全身を震わせ、身をよじらせ、大きく息を吐いた。力なく美しい瞳を開き、怨めしくも甘えるような目で趙天明を一瞥すると、その顔には乱れと艶やかさが満ちていた。

その眼差しはどんな媚薬よりも効き目があり、彼もまた欲望の炎に燃え上がり、もう止められなくなっていた。

いつの間にか、彼女のドレスの細いストラップは両側に押しやられ、自分が今にも食べられてしまうと感じた貝宝児は、必死に趙天明にしがみついて、ドレスが滑り落ちるのを防ごうとした。しかし、全身の力が抜けてしまった弱々しい女性は、趙天明の高まる欲望を止めることはできなかった。

趙天明は両手で貝宝児の肩をつかみ、彼女を少し押し戻すと...